10/14 学習会「発達障がい児・者とセクシュアリティ教育」

京都市から平木真由美先生をお招きして「発達障害児・者とセクシュアリティ教育」についての講演会を開催しました。

台風の影響もなく、晴れた三連休の最終日でしたが、多くの方にお越し頂きましたことを感謝いたします。

講演では誰の人生でも避けては通れない「性」について、発達障害児・者に「何をどう伝える必要があるか」について具体的な方法を交えてお話しをしていただきました。また、参考書籍や実際に教える時に役立つ具体物など、自作の教材などをたくさんスーツケースに詰め込んでお持ち頂きました。

平木先生のお話の中で、性教育について「寝た子は起こさない」のではなく「寝た子は科学的に起こす」というお言葉がありました。様々な情報が手に入る便利な世の中となった一方で、商品化された性の情報が多く、生命の根源である性について科学的・社会的に正確な情報を私たち支援者が積極的に伝えなければならない、「性は人権」なのだと、とても大切なメッセージを受け取りました。ご参加いただいた皆様も性被害者や加害者にならないよう子どもの頃からのセクシュアリティ教育を提供する大切さを感じたのではないかと思います。

 

個人的なことですが、一昨年亡くなられた佐々木正美先生の元で共に自閉症について学んだ仲間との再会はとても嬉しく、初心に戻り支援の哲学について深く考える一日となりました。(エリクソン ユキコ)