12/14 第2回「 第2期発達障がいの発見とその後の支援に関するキャリア研修会」

 12月14日(土)、第2期発達障がいの発見とその後の支援に関するキャリア研修会の第2回を、西区地域福祉支援センターで行いました。

講師に、あいち障害者センターの近藤直子先生をお呼びして、「発達の捉え方と発達段階の理解~発達障がいの早期発見と乳幼児健診の充実のために~」と題して、午前中は講話、午後は演習を行って頂きました。

発達とは「できないこと」ができるようになることか?の問いかけに始まり、発達することで「できなくなること」「一見マイナスな姿」も発達すればこそ現れる姿であり意味があることというお話は、多くの方が目からうろこだったのではないでしょうか。

自己実現に向けて自分で自分を変えていく過程が発達であり、そこに個人の尊厳が生まれる。子どもが自らの意志で世界を広げ自由を広げることを保障すること、「子どもの権利条約」「障害者権利条約」を学び合うことの大切さを感じました。

また、生活条件に目を向けて子どもを丸ごととらえ、保護者も支援者もチームで取り組むことの大切さも学びました。

その後発達段階の話に移られ、大人を大好きになる乳児期は、乳児期前半と乳児期後半に分けて、

大好きな人の行動を取り入れ「したいこと」を築く幼児期前半は、1歳後半児・2歳前半児・3歳児のお話しがあり、

仲間の中での挑戦を通して自分を築く幼児期後半は、4歳児・5歳児のお話に続いて、

世界を大きく広げ価値の世界に入っていく学童期前半・学童期後半から青年期・成人期・高齢期までを、一気に具体的な例を挙げて分かりやすくお話しくださいました。

午後の演習では、学んだことを整理し疑問点を出し合って、近藤先生に詳しく解説していただきました。

近藤先生は風邪をひかれ直前に高熱が下がるという悪コンデイションの中、パワフルに実り多いお話をして頂き、60名を超える参加者は圧倒される一日でした。