5/26 第3回 発達障害の発見とその後の支援に関するキャリア研修会 「4、5歳児期における発達のとらえ方と、発達障害の発見と対応をめぐる問題について」

5月26日(日)10:00~16:00安芸区地域福祉センター大会議室で、前日に続き「第3回「発達障害の発見とその後の支援に関するキャリア研修会」を、松原巨子先生の講師で開きました。
前日の70名を超え、80名近い参加者があり、「4、5歳児期における発達のとらえ方と、発達障害の発見と対応をめぐる問題について」のテーマで研修を深めました。
・4歳半の発達の節から5歳児頃の特徴を、認識面、運動や手操作の面、言葉の発達、
 人格面ごとに話され、トータルとしての子ども像が分かるお話が聞けました。
 子どもの揺れる気持ちに添って、言語化と自己決定を支えることの大切さを話されま
 した。
・5歳半ば~6歳頃の特徴として、この時期は次の大きな節目(9歳~)を超えるエネ
 ルギーが生まれる時期と話されました。だんだんと見通しが持てるようになり、文脈
 を作り、順を追って、理屈で考える力、嘘もつける力が生まれ、一方的視点から他者
 視点へと転換する時期であると言われました。
 仲間を作る5~6歳の世界への支援を、行動面、集団参加、感覚・運動面と具体的に
 話してくださいました。
・最後に保護者支援のあり方について、子どもを見る視点を共有すること、伝えたい子
 育てで大切にしたいことについて話されました。
午後の演習は、昨日同様7から8名のグループに分かれPCAGIP法で行いました。
多くのグループで参加者から事例が出され、様々な角度から活発な討論がなされました。
この方法を職場へ持ち帰ってやってみたいという意見が、アンケートに記されていました。
保護者支援をしながら、深く子どもを捉え、子どもの発達を支援する連携の輪が大きく広がったらな~・・・・その可能性を感じさせる研修会でした。