5/25 第2回 発達障害の発見とその後の支援に関するキャリア研修会 「1歳6ヶ月、3歳児健診前後の子どもの発達と、発達障害の早期発見と早期対応について」

第2回「発達障害の発見とその後の支援に関するキャリア研修会」を、5月25日(土)10:00~16:00、安芸区地域福祉センター大会議室で行いました。
講師は、滋賀県大津市から、発達障がい児やその疑いのある子どもの発達相談や、乳幼児検診を担当されている臨床心理士の松原巨子先生をお呼びしました。
「1歳6ヶ月、3歳児健診前後の子どもの発達と、発達障害の早期発見と早期対応について」と題して講話をして頂き、午後からは7から8名のグループに分かれ、PCAGIP法による演習をしました。
講話は、①子どもの発達をどう捉えるか、発達の見通しを持ち、支援を要する子どもへの対応を考える ②大津市における、1歳9ヶ月児健診と3歳6ヶ月児健診の位置づけと役割 ③保護者の思いと願いに寄り添う支援のあり方 の柱に沿ってお話しされ、
・発達とは「できないことができるようになる」ことではなく、子ども自身が「自分ら
 しい自分」に向かって、自分を変えていく、主体的に獲得していく過程だというこ 
 と。
・支援の必要な子の「様々な気になる姿」を「問題行動」と振り回されるのではなく、
 子どもにとって必要な力を獲得しようとしている姿と捉え、「ステキな自分」「自分
 らしい自分」に向かって「こうありたいねがい」を持っていることを、応援し見守っ
 ていきましょう。と話されました。
乳幼児前半、乳幼児後半、1歳半の発達の節、2歳半から3歳代、3歳半から4歳半頃の特徴と必要な発達支援や療育について具体的に話してくださいました。
問題行動への対処法などハウツーに偏りがちな昨今の風潮の中、発達と支援を見直す大きな機会になりました。
大津の乳幼児検診のシステムも素晴らしかった。
広島にも、松原先生のような専門職の方があふれたらどんなに素敵でしょう!!